INTERVIEW

ChatWork株式会社

神戸から日本を変える!
「谷上プロジェクト」がセカンドフェーズへ
ChatWork新社長が語る、今とこれから

神戸から日本を変える! 「谷上プロジェクト」がセカンドフェーズへ  ―  チャットワーク新社長が語る、今とこれから アイキャッチ

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ChatWork株式会社 代表取締役CEO兼CTO 山本正喜氏
Masaki Yamamoto

 

<ChatWork株式会社>

創業/設立 2000年/2004年
事業内容 チャットワーク事業(チャットワーク)、ソフトウェア販売事業(ESETセキュリティソフト)
所在地
■本店/〒651-1245 兵庫県神戸市北区谷上東町 1-1-4
■東京オフィス/〒105-0011 東京都港区芝公園 3-4-30-7F
■大阪オフィス/〒564-0032 大阪府吹田市内本町 2-21-8
■台湾駐在所/10489 台北市中山區南京東路2段150號10樓

URL https://corp.chatwork.com/ja/ 

 

今や導入企業は18万5000社以上(2018年7月末日時点)。世界中で使われているビジネスチャットツール「チャットワーク」を提供するChatWork株式会社が2017年12月に、本店を創業の地である大阪府吹田市から神戸市に移した。そして、六甲山北麓部のまち「谷上」を舞台に「谷上プロジェクト」がスタート。6月に新社長に就任した山本正喜氏が、谷上プロジェクトの今と未来を語る。

「谷上では何が生まれるかわからない。だからオモシロい」と笑う山本氏

 

アイデアを形に!想いを同じくする運営スタッフたちと新体制を構築

自然豊かで都市にも近い谷上は
まさに日本のシリコンバレー

 

 2018年6月に創業者で兄の山本敏行から社長職を引き継ぎました。振り返れば2000年に兄弟で学生起業して以来、二人三脚でこの会社を大きくするために走り続けてきました。そして、私たちのプロダクトであるビジネスチャットツール「チャットワーク」は世界中に広がり、もはやビジネスにおいて電気やガスのように必要不可欠な存在になっています。これからはビジネスの規模を広げるだけではなく、ビジネスインフラを担う企業として信頼性を高めていかなくてはいけません。アイデアマンで起業家タイプの前社長から、マネジメントが得意な経営者タイプの私に経営のバトンが移ったことをひとつの転機に、上場も目指しています。ChatWork株式会社のセカンドフェーズに、ぜひ期待してほしいと思います。

 神戸市で発足した谷上プロジェクトも、前社長のアイデアで立ち上がったものですが、チャットワーク事業と同様、ビジネスとしてしっかりと結果を出すのが私の役割だと考えています。

 当社では、2012年からシリコンバレーに拠点をおいてグローバル市場の開拓に取り組んできました。そして、シリコンバレーと日本の決定的な違いに気づきました。シリコンバレーでなら手放しで賞賛されるようなチャレンジも日本では叩かれる。日本はいわば「出る杭が打たれる」社会なのです。「必要なものは自分で作ろう」「チャレンジで社会全体を豊かにしていこう」というシリコンバレーのイノベーティブな空気と対照的です。

 とはいえ、日本は基本的に豊かで安全ですし、素晴らしい文化もたくさんあります。ここにチャレンジを応援する価値観を根付かせれば未来はもっと明るくなるはずです。しかし、そのためには、ゼロベースからコミュニティを育てる「日本のシリコンバレー」が必要です。私たちは、そのためにふさわしい場所は谷上だと考えたのです。

 

「.me」オープニングイベントには久元神戸市長はじめ70名がTポーズで集結!

 

 Face to Faceの価値を重視し、イベントでは毎回交流の機会を設けています。

多彩なコラボレーションで
新プロジェクトが次々に誕生

 

 谷上は初夏には蛍が飛び交う自然豊かな場所ですが、神戸中心部の三宮からわずか10分少々でアクセスできますし、新幹線・新神戸駅からも1駅。全国どこからでもアクセスは抜群です。谷上と三宮の関係は、シリコンバレーとサンフランシスコの関係にも似ています。何もない田舎だった場所にIT起業家が集積して世界に影響を与えるシリコンバレーに成長したように、谷上から新しいコミュニティを生み出そう──。この構想には予想以上に多くの人の賛同が集まり、開設運営費を募るガバメントクラウドファンディングでは目標金額1,500万円を大きく上回る26,748,000円があっという間に集まりました。「日本を変えたい」と思う人がこれほど多かったことは、私にとって嬉しい誤算でした。こうして2018年5月21日、プロジェクトの拠点「.me(ドットミー)」がオープンしました。

 私たちは「.me」を「コラボレーションスペース」と呼んでいます。人が気軽に集まることができ、ディスカッションでき、イベントや懇親会も開きやすい。普段は関わりのない相手とリアルに顔を合わせ、語り合い、オンラインでも繋がり、また各地へ散らばっていく。そんなサイクルを定期的に繰り返しながら、じっくりコミュニティを育てようと思ったのです。しかし実際は一連のオープニングイベントを終えた現段階で、あっという間に大きなコミュニティが形成されつつあります。起業家、経営者、学生、会社員、会社役員、そのほかアイデアや構想を温めている有職無職さまざまな立場の人たち……。こうした多彩な人たちのエネルギーが化学変化を起こし、いくつかのプロジェクトも動き始めました。

 たとえば、再生エネルギーを活用したサステナブルな農業のアイデア、廃棄対象になる規格外の農作物を活用した商品開発プロジェクト、最新のテクノロジーを活用した養殖事業など、いずれも自然豊かな谷上という拠点の個性を生かしたワクワクするものばかりです。美容室や飲食店を開きたいという話も出ています。先日は「.me」の隣にカフェレストラン「.me kitchen(ドットミーキッチン)」がオープンしました。

 

熱量がぶつかり合う
まったく新しいコミュニティ

 

 テクノロジーがどれだけ発達しても、やはりFace to Faceで「やろうぜ!」と意気投合することの価値は大きい。だからこそ「やりたい」という熱量を持っている人にどんどん参加してほしいと思います。周囲から「そんなのやめとけ」と反対されたことでも、谷上プロジェクトに持ち込めば「面白い」と言ってくれる人にたくさん出会えますし、人と人の繋がりから新しい価値が生まれる可能性が高い。私たち自身も、ここから何が生まれるか予測できない。だからこそ面白いのです。

 嬉しいのは、谷上プロジェクトの活動を、谷上住民の方々が歓迎してくれていることです。イベントに顔を見せてくれるご近所さんは多いですし「何かするなら、うちの土地や建物を使っていいよ」と申し出てくれる人も少なくありません。

 谷上プロジェクトのグループチャットには、こうした情報も随時アナウンスされています。Facebookページの「グループに参加する」のボタンを押すだけで参加できるので、ぜひ気軽に仲間に加わってください。そして、谷上に渦巻く熱量の高さを感じてほしいと思います。

 ChatWork株式会社は「世界の働き方を変える」というビジョンを掲げています。これからは、チャットワークというプロダクトと谷上プロジェクトの両面からビジョンの実現をめざしたいと考えています。

 

「谷上プロジェクト」ウェブサイト
https://taniga.me/ 

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https://trigger.city.kobe.lg.jp/info/439/

 

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