INTERVIEW

「WeWork丸の内北口」神戸オフィスの役割と、今後の展望に迫る!

自治体初の試み!神戸市「チーフ・エバンジェリスト」とは何者か?(後編)

自治体初の試み!神戸市「チーフ・エバンジェリスト」とは何者か?(後編) アイキャッチ

2019年10月1日付で神戸市は“チーフ・エバンジェリスト”2名の東京での着任を発表。民間企業で長年活躍してきたスペシャリストの2名がこれから3年間、東京・WeWork丸の内北口を拠点として動いていくことになる。IT業界を中心に徐々にその名を聞く機会が増えている ”エバンジェリスト(伝道師)”

今回は、全国の自治体で初となる「チーフ・エバンジェリスト」に着任したふたりが、自身のこれまでの経験と、ここから何を目指していくかについて意見を交わした。

”後編” はいよいよ、WeWorkでの今後の動きについて話が及ぶ。


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「チーフ・エバンジェリスト」おふたりの今までのキャリアや、
そもそも神戸市へなぜ転職したかを解き明かした「前編はこちら→」

ーー バックグラウンドの分野もまったく異なるおふたりがエバンジェリストチームを結成されたのはかなり興味深いなと、お話を聞いて改めて感じました。また、神戸市の職員でありながら東京駅の真横に位置する『WeWork丸の内北口』を拠点とする点については、どのように感じられていますか?

栗山さん:自治体初のエバンジェリストという肩書をいただき、責任重大だなと感じています。WeWorkはコミュニティを重視していることが大きな特徴になっているシェアオフィスです。“ここにいることでよりステップアップしてもらえるように”という場なので、名前を知らない方ともまずは世間話から接触を図っているところです。

また、お隣りに入居している企業も、実は前職時代に大変お世話になっていた取引先だったりしまして……!

ーー なんと!既にそんな繋がりもあるのですね。

栗山さん:そうなんです。なので、そういった感じで少しずつ……初めから何か大きくエバンジェリストとして「これ!!」という目標を掲げるのは難しいかもしれませんが、全体像を掴んでいけばいろいろな要素が繋がりあっていくはずと信じているので。

まずはこのWeWork内の人脈も作っていきたいですね。そうすることで、今後、神戸に関係するスタートアップ企業をサポートしていく際に、WeWork内の企業のコラボレーション提案などもできるようになりますから。

乾さん:私もここのオフィスの座席を温め続けるのは違うな、と思っています。とはいえ、WeWorkだからこそ我々のオフィスを訪ねていただきやすいというのもありますし、また東京都内だけでも15箇所あるWeWorkを我々は自由に往来できますので、できるだけたくさんの人にまずは会いに行かねばならないと考えているところです。

神戸のスタートアップのコミュニティとWeWorkに入居している大企業のオープンイノベーション拠点をマッチングさせたり、WeWorkで成長中のスタートアップ企業に神戸と関わりを持ってもらい、神戸への企業誘致に繋げたいですね。大企業のほうから行政・自治体とともにやりたいというお話もこの先は数多く出てくるはずですし。

WeWork丸の内北口の神戸オフィス

ーー ありがとうございます。お二人それぞれ、この3年間の任期でのご自身の野望も含めて、意気込みや考えも改めてお聞かせ頂けましたら!

乾さん:野望ですか?遠慮なく言わせていただけるなら、神戸市役所の職員、神戸市民の皆さんが誰も思いつかないようなことをやってみたいですね。実家が神戸にあるため神戸には定期的に帰省していましたが、住所が神戸でなくなってから約25年になります。その間、海外と東京からずっと神戸のことを見守ってきました。

今は東京に住んでいるわけですが、神戸にいないからこそ見えるもの、できることがあると思っています。それが何であるか、まだ具体的に見えていませんが、目の前の仕事もたくさんありますので、まずは走りながら考えていくつもりです。

栗山さん:他の自治体も同様だとは思いますが、神戸市は多種多様な課題に取り組んでいます。その様な背景もあるためだと思いますが、部署間連動は少ないように感じています。

なので、我々は自分たちの所属だけに留まらずさまざまな部署と話をしながら、情報収集はもちろん、“一緒にやっていく”ことを大切に仕事を進めていきたいと考えています。民間でも同様ですが、部署間連動がスムーズで世の中の動きに素早く対応できる組織が生き残ります。我々が入ったことで少しでもその方向に持っていけたらと。

またモノやコトのよい点を見つけて、PRするのが自分の得意分野の1つだと思っていますので、日常的な暮らし、仕事のあり方、子育てといった面なども含めて神戸に住むことの魅力を総合的により分かりやすく、ターゲットの方々に伝えていくことで神戸市の人口問題に貢献していきたいと思っています。

最後にスタートアップ取り組みについてですが、これについては企業を呼び込むための手法よりも、神戸市と繋がっていただいた後の成長をお手伝いすることを重視した取り組みを行っていきたいと考えています。スタートアップ企業の皆様が求められるのは結果だと思いますので、神戸に行けば成功率が☆%アップする!と業界で言われるような取り組みが出来れば最高だなと思っています。

 

乾さん:私の場合、自分のバックグラウンドと直接的に繋げて考えてみると、現状の神戸のスタートアップエコシステムの中でまだ弱いと感じるのは、金融面。まだまだお金が集まりにくい状態かな、と感じています。

でもそのためにはまずひとつ、ものすごいスタートアップ企業が生まれることはもちろん大事ですよね。起業家からエンジェル投資家になって……という循環を生み出すためにパッショネイトするのはもちろん、実務的な面で私自身ができることと言えば、実際にスタートアップのためにお金をもってくることになるかと思います。自分の中ではっきりと決めているミッションの一つは、神戸のスタートアップエコシステムの発展に貢献すること。これだけは3年間ブレずに進めます。

普通の自治体には絶対にいないであろう、まさに異色のキャリアであるおふたり。
四年近く前から専門性の高い民間人材を登用し、スタートアップの支援に取り組んできた神戸市ですが、「チーフ・エバンジェリスト」のおふたりを迎え、また一段上のフェーズへ進んでいきます!
今後の「チーフ・エバンジェリスト」の活躍にご期待ください!

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